「うちの猫、ブラッシングが大嫌いで。。。」
こういったセリフは、猫を飼っている知人やネットでよく見かけます。実はうちの猫たちも、ブラッシングが大嫌いでした。
でも今は大好きになっているんですよ。猫が嫌がる原因を突き止めてあげると、意外とあっさりブラッシングさせてくれるようになるかも!
そこで今回は、猫がブラッシングを嫌がる原因を探ってみたいと思います。
我が家の猫ちゃんはブラッシングが大嫌い!嫌がるのはなぜ?
うちでは長年に渡り何匹も猫を飼い続けていますが、以前はみんなブラッシングが嫌いでした。
未熟な私は、逃げようとする猫を押さえつけた事もありましたが、はっきり言って大失敗。余計嫌がってブラシを見ただけで逃げるように。。。
気にいるブラシを探し求めていくつも試した結果、現在飼育中の猫たちはブラッシングさせてくれています。どうやらブラシが気に入らなかったようですね。
あなたの家の猫ちゃんも、ブラッシングを嫌がるには何か理由があるはずです。それでは、考えられる原因を挙げていきますね。
身体を触られると痛いところがある
身体に傷が出来ていたり、病気などで痛みがある場合、ブラッシングされるのは嫌だと思います。
人間だって、痛いところをこすられたら逃げますよね。ある特定の部分だけを嫌がる場合、痛みがあるのかも知れません。
その部分をよくチェックしてみて、心配なようなら獣医さんに相談してください。
ブラッシングによる静電気の痛みを覚えている
特に冬場は、静電気が起こりやすいですよね。猫の鼻先に指を近づけただけで「パチッ」ってなったりします。
ブラッシングの時にも静電気が起きたりします。人間でも、髪を梳かしたら静電気でぶわーっと広がったなんて経験はよくあると思います。
人間なら事情が分かっているので、何か対策を考えるか我慢して続けるか、ですよね。でも、猫は違います。
静電気で痛い思いをすることで「ブラッシング=なんか痛くなる」と覚えてしまいます。
こんな時は、豚毛のブラシを使うと良いかも。静電気が起きくいんです。
また、猫用のブラッシングスプレーを使用しても良いです。
加湿器などを使って部屋を加湿してからブラッシングすると、静電気防止になるのでおすすめです。
ブラッシングの方法が間違っている
そもそも、ブラッシングの方法が間違っているのかも知れません。後ほど、上手なブラッシング方法をご紹介しますので、是非試してみてくださいね。
猫ちゃんがうっとりするような、優しいブラッシングを心がけましょう。間違っても私のように、嫌がるのを押さえつけたりなどしないように!
使用するブラシの感触を嫌がっている
我が家の場合は、これが原因だったようです。3匹いて3匹とも、ブラシを変更した途端逃げなくなりました。
その後の新入り猫たちも、みんなブラッシング大好きです。大人しくしててくれる安心感から、私の手つきもゆったりしたものに変わった事もあるのかも。
それでもたまに、猫はブラッシング中に急に他の場所に行きたくなることもあるようです。猫が立ち上がったら、すんなりブラッシングを中断するようにしています。
そもそも猫にブラッシングする必要はあるの?
猫にブラッシングって必要なのでしょうか?ペットショップに行くと、猫用のブラシがたくさん売られているのを目にします。
それらを見ると、やはり猫にとってブラッシングは大切なものなんだろうと推測できます。その理由には、次のものがあります。
猫のお腹に溜まる毛玉の量を減らすことができる
猫はグルーミングによって、自分の毛を舐め取ります。その毛はお腹に入っていきますよね。すると、お腹の中に毛が溜まっていきます。
特に抜け毛の激しい時期は、どんどんお腹に溜まります。猫が、自力で毛玉を吐き出しているのを見たことがあるかも知れまんね。
毛玉対策のフードを食べていると、糞と一緒に出しやすいようですが、もっと根本的な解決策としてブラッシングがあるのです。
お腹に入る毛の量を減らせば、トラブルも防げますよね。
お腹に毛が溜まり過ぎると、「毛球症」を引き起こして腸閉塞の危険も出てきます。
軽度の場合薬で対処出来るので、猫が吐きたそうにしているのに何も出ない場合は病院へ行きましょう。
血行を促進する効果があり皮膚病の予防にもなる
ブラッシングをすることで、全身の皮膚が刺激されて血行が良くなります。血のめぐりが良くなるのは健康にも良いですし、毛もツヤツヤになりますよ。
また、猫の体を観察するいい機会にもなります。皮膚の状態をチェックしたり出来るので、異常を発見しやすくなるのです。
これは皮膚病の予防にもつながるんですよ。
飼い猫が喜ぶ上手なブラッシングのやり方とは?
猫が喜んで寄ってくるような、上手なブラッシング方法をご紹介します!
スキンシップをとり、猫の機嫌が良い時に行う
「ブラッシングをしなければ!」と、人間が張り切り過ぎると猫は逃げます。まずはゆったりした気持ちで、猫とスキンシップをとりましょう。
撫でている内に猫の機嫌が良くなってきたら、ブラシをかけてみてください。ブラッシングをする上で一番大事なポイントは、猫の機嫌が良い時、です!
猫が触って喜ぶ部分を撫でながらブラッシングする
あなたのうちの猫は、どこを撫でると喜びますか?触ると喜ぶ部分があれば、そこを撫でながらブラッシングをすると良いでしょう。
尻尾の付け根やほっぺたなど、喜ぶ猫が多いのではないでしょうか?まずはその部分だけから始め、徐々に範囲を広げていくのも良いですよ。
1回で全身をやろうとしない事です。
ブラッシングは毛の方向に沿ってかける
これも結構大事です。毛を逆立てるというのは、猫にとって危険な状態にある時です。
ブラッシングによって毛をそのような状態にされるのを、猫は嫌います。毛の方向を把握してから、ブラッシングをしてあげてくださいね。
顔は中心から外側へ。体は首からお尻にかけて毛の流れがあります。
まとめ
ブラッシング嫌いな猫には、猫なりに理由があるんですね。静電気も原因の一つなのですね。
確かに、チクチク不快なのは人間も経験することですので、気持ちは分かります。また、絡まった毛が引っかかったりしてるのかも知れません。
人間が気付いてないだけで、猫は痛がっているのだとしたら、嫌いになるのは当然のこと。
ブラッシングに慣れさせる前に、まずはスキンシップを取れるようになる必要があります。
体を撫でさせてくれるようになったら、少しずつブラシを使ってみるのです。焦らず、くれぐれも少しずつ、です。
それでは、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。